「ユーチューブ入試」や「ニコ動講話」 大学で「動画サイト」活用広がる

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新聞紙面に掲載された広告から「ニコ動」に誘導

   同大広報担当の細江哲志専任講師によると、動画コーナーは、「アカデミックな『ニコ動』活用法」の一環として企画されたという。新聞紙面に掲載された広告から「ニコ動」に誘導することで、「大学と社会との対話を促進する」ことを狙った。あえて「ニコ動」を選択した理由については、自前でサーバーを持つよりもコスト面で優位なこと以外にも、

「(受験生を含む)若年層にもメッセージが届き、現代社会の諸問題について考えるきっかけをつくるには、ニコニコ動画のようなサービス・システムは効果的で、かつ、魅力的です」

と、「ニコ動」の「楽しく学ぶことができるメディア」という特性に注目した。一方、ニコ動で散発する「荒らしコメント」については、

「用意した映像コンテンツへ批判的なコメントが投稿されることも想定はしていますが、投稿する行為そのものは問題意識や批判精神があるからと受け止めています。たとえ興味本位の投稿であっても、個人への低俗な(例:猥雑な内容等)バッシングでなければよいのではないか、と現状では考えています」

と、当分は静観の構えだ。むしろ、現段階で寄せられているコメントについては

「わかりやすくて親しみやすいテーマ(例:福田総理大臣の内閣改造)ほどコメントが多数寄せられていることに着目し、今後の動画配信活動に活かしたいと考えています」

と、手ごたえを感じている様子だった。

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