麻生は決して小泉ではない
さらに、矛先は「当選確実」とされる麻生氏に向けられている。特に、経済政策が酷評されている。小泉政権では経済が好転し、小泉氏の退任後は自民党の支持が低迷していることを指摘した上で、麻生氏は小泉氏と同様に「一般受け」することを紹介。麻生氏がマンガ好きなことや、秋葉原で「オタク」に向けて演説をしたことにも触れている。
ただ、経済政策については、両氏の根本的な違いを指摘しているのだ。
「総裁選で分かるように、麻生は決して小泉ではない。他の候補とは違い、麻生氏は政府の支出を増やすことで低迷している経済を下支えしようとするなど、古典的な自民党政策を追求している」
他の4人の候補者についても、
「『コイズミ的』美しい外見を借りてきているに過ぎない」
とバッサリ。記事は終始、自民党の変化について否定的な記述が続き、渡部恒三・民主党最高顧問の、こんなコメントで締めくくられている
「彼ら(総裁選の候補者)はみんな、小泉劇場をやろうとしているんです。でも、それを上手くやれたのは、小泉さんがおそらく最後でしょう」