AIG経営難でアクセス殺到 アリコジャパン「支払い心配ない」

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破たんでも保護制度の適用

   グループ全体で約2万6000人いる日本での従業員については、広報室では、「会社との話し合いがあるとは、まだ聞いていません。今は、お客さまへの対応で手いっぱいだと思います」と話している。

   日本の保険会社では、契約者保護のため、保険業法に基づいて設立されている生保、損保の契約者保護機構に出資している。AIGグループ各社も例外ではない。

   金融庁保険課によると、保険会社が破たんした場合、この制度により破たん時は保険契約の9割まで保証される。ただ、他の保険会社と再契約した後は、利回りが下がって元金の増やし方が減ることで支払いが9割を下回る可能性はあるという。

   保護制度はあるが、AIG各社は契約者にどのように対応しているのか。

   アリコジャパンでは、

「万一、破たんがあったとしても大丈夫なのか」
「保険金は従来通り支払われるのか」

といった問い合わせがある程度来ているという。これに対し、同社では、

「日本支社の決算を見ましても、支払い余力の基準を満たしており、ご心配には及びません」
「もし破たんすることがあっても、保護制度の適用を受けます」

と説明しているとしている。契約者へのきちんとした説明を何らかの形でするため準備しており、できるだけ早くまとまった形でする予定だ。

   一方、収入で業界8位、外資系損害保険会社ではトップのAIU保険会社では、

「お問い合わせは、様々な部署で受けており、誠実に対応しています。今後は、その内容を吟味して、どんな媒体でお客さまにきちんと説明したらよいか検討していきたい」

と話している。

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