インターネットの発展に寄与している人を称える「Webクリエーション・アウォード」の贈賞式が2008年9月16日、明治記念館(東京都港区)で開かれ、8人が表彰された。
Webクリエーション・アウォード受賞者たち
最高賞「Web人大賞」は佐々木英彦氏(トヨタ自動車e-TOYOTA部 インターネット企画室 サイト企画グループ長)と、同票を集めた坂和敏氏(アジャイルメディア・ネットワーク「AMN」代表取締役)が受賞した。トヨタ自動車の複数のWebサイトの運営を統括している佐々木氏は、「このような栄えある賞をいただき感激しています」と喜びを語り、ブログの広告枠の代理販売やブログイベントの企画を手がける坂和氏は、「会社設立から1年半での受賞で、予想外です」と話した。
Webクリエーション・アウォードは、294社(08年9月1日現在)が加盟する社団法人日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会(東京都中央区)が主催するもので、08年で6回目。今回はこれまででもっとも多い104人の候補が寄せられた。全受賞者の一覧は以下のとおり。
(Web人大賞)
佐々木英彦氏
(トヨタ自動車 e-TOYOTA部 インターネット企画室 サイト企画グループ長)
プロジェクト:トヨタ自動車サイトほか(http://www.toyota.co.jp/)
選考理由:トヨタ自動車の複数のWebサイトを統合的に運用する情報基盤を構築。
坂和敏氏(アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役)
プロジェクト:Agile Media Networkの設立・運営(http://agilemedia.jp/)
選考理由:企業のメッセージをブログネットワーク上で伝達するマーケティングを展開。
(Web人ユニット賞)
バスキュール
プロジェクト:先進的Webサイトの制作(http://www.bascule.co.jp)
選考理由:Flashを中心とした先進的Webサイトの制作を行う。
(以下、Web人賞)
和田一也氏(ニフティ 代表取締役社長)
プロジェクト:ニフティの戦略(http://www.nifty.com/)
選考理由: Web2.0を中心としたサービス主体の会社へと舵を切り替えた。
皆川卓也氏(ジェイマジック ラボ兼技術開発部 シニアマネージャー)
プロジェクト:顔ちぇき!の開発(http://kaocheki.jp)
選考理由:顔画像処理ミドルウェアを活用した、モバイルサービスを提供。
篠原稔和氏(ソシオメディア 代表取締役)
プロジェクト:ユーザインタフェース関連活動(http://www.sociomedia.co.jp/)
選考理由:Webブラウザを使ってのユーザインタフェースや情報アーキテクチャーに大きな影響を与えた。
猪子寿之氏(チームラボ 代表取締役社長)
プロジェクト:SAGOOLほか(http://sagool.jp/)
選考理由:独自のアルゴリズムを持つ検索エンジンを提供。
出馬弘昭氏(大阪ガス 技術戦略部長)
プロジェクト:ボブとアンジー(http://www.bob-an.com/)
選考理由:社内のリソースをネット公開することで、企業イメージを向上させた。