ヤマダ電機が毎日新聞社に対し1200万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が2008年9月12日、東京地裁であり、松井英隆裁判長はニュースサイトの見出しは名誉棄損にあたるとして110万円の支払いを命じた。ヤマダ電機は、リサイクル家電の横流しについて新聞やニュースサイトの記事で名誉を傷付けられたとして提訴していた。
毎日新聞の07年3月30日付朝刊記事では、下請け業者がリサイクル家電を横流ししていたと報じたが、ニュースサイトでは「ヤマダ電機:不要家電1600台横流し」と見出しを付けた。これに対し、松井裁判長は、ニュースサイトでは見出しだけを見る読者も相当いるとして、見出しはヤマダ電機が横流ししたと読み取れると判断した。
毎日新聞社では、主張が一部認められなかったことは遺憾だとして、対応を検討している。