パソコンに向かい長時間作業 「肩コリや冷え性のもと」を実証

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   パソコンでの作業を長時間続けると、脈拍や血圧の低下、イライラやストレスが増して自律神経の活動を鈍らせる恐れがある――。今までなんとなく「そんな気がしていた」パソコンでの長時間作業の悪影響を、ホーム&ヘルスケアや化粧品などの花王が調査・実験し、生理学的な裏づけを得た。パソコンを続け、その間体を動かさない時間が長い女性ほど、肩コリや冷え性といった体の不調を経験し、それが自律神経に影響を与えているという。

動かないと「不定愁訴」が発生

   花王ヒューマンヘルスケア研究センターが、女性が経験する体の不調と生活行動、生活環境の関係を調べたところ、パソコンなどで長時間「動かない生活行動」をとる女性ほど、足のむくみ、肩や首のコリ、肉体疲労、冷え性、胃腸の不調や生理痛、寝つきの悪さ、目の疲れなどの「不定愁訴」と呼ばれる不調に見舞われていることが、「現代女性が経験する体の不調と生活行動の実態調査」でわかった。2007年秋に実施した。

   この調査をもとに、08年に入って実験を行った。ストレスや寒さなどのオフィスや生活の環境も、こうした体の不調に影響していると考え、イスに座ったまま動かずに長時間、しかも、緊張した状態でパソコンの作業を行ったときの生理的な影響をモデル実験し、データをとった。

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