「毒ギョーザに比べればたいしたことない」 太田農水相発言にネットで怒り爆発

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   残留農薬や毒カビに汚染された「事故米」が食用に転売されていた事件で、酒造メーカーや米菓子メーカーのほか、2008年9月11日には老人ホームや病院の患者の食事、12日には幼稚園の給食にも使われていたことが分かった。しかし、08年9月12日に記者会見に現れた太田誠一農水相は、緊張感のない笑顔を浮かべ、「焼酎は(毒が)無害化されることもある」「ギョーザ事件と比べれば60万分の1の量」などと「他人事」のように発言。ネットでは「発言自体が信じられない!」と、農水省や太田農水相に対する怒りが爆発している。

笑顔で「他人事」のような記者会見

   08年9月12日放映のテレビ朝日系ニュース「スーパーJチャンネル」によると、太田農水相の記者会見はこんなものだった。

   記者から、いつまでにこの問題を解明するつもりなのか、と質問されると、

「(大臣としての)任期も迫っておりますので、早くやりたいと・・・」

と笑みを浮かべた。

   「事故米」が食用として流通したことを見抜けなかった農水省への批判が日増しに増加する中、

「太田農水相はどこか他人事(ひとごと)。その表情には『笑顔』さえ浮かんでいた」

と「Jチャンネル」は伝えた。

   さらに、この日に配信された時事通信の記事には、

「事故米に含まれる殺虫剤メタミドホスの濃度が『(中毒事件が起きた)中国製冷凍ギョーザの60万分の1と極めて低い』との認識も示した」

と書かれている。つまり、毒ギョーザよりも人体への被害が少ないから、あまり騒いでも意味がない、という事らしい。

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