利回りなんと年3.22%! 米シティが個人向けサムライ債

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サムライ債の発行まだまだ続く

   サブプライム問題の打撃が大きい欧米の市場では多額の資金が調達しづらい状況が続いていて、シティにとってサムライ債はまさに「渡りに舟」だ。

   「サムライ債」というと、投資経験の浅い個人投資家にはなじみが薄いが、株式ほどリスクは高くないし、富裕層向けの投資商品は品揃えが手薄なだけに、期待は高まる。

   日興コーディアル証券が4月から取り扱っている個人向けサムライ債は、豪州のコモンウエルズ銀行(4月と5月に400億円ずつ)とウェストパック・バンキング・コーポレーション(7月、216億円)、そしてシティと相次いでいる。

   国際金融アナリストの枝川二郎氏は「欧米金融機関は、日本の銀行ほど預金過多ではないので、資金調達の悩みを常に抱えている。いまの金利と為替水準をみると、まだまだ多くの金融機関がサムライ債の発行を考えているはず」と話している。

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