議会では、「騒動」をよそに居眠りする議員が続出
ただ、改正した傍聴規則に「公益的見地から必要と認められる」「議会広報に資する」などの文言が撮影者の許可条件として付け加えられているのは疑問が残るところ。また、桜井議長もJ-CASTニュースに対し、個人ブロガーの批判についてある程度の制限が必要だとの見方を示しており、主張を一転させた、と見られてもおかしくない。
一方で、今回の傍聴規則の改正をめぐっては、県議会の「居眠り議員」が大きくクローズアップされる結果となった。「居眠り写真」を掲載された藤島議員は2008年9月8日に眠り止めを持参して議場に現れ、TBS系番組の取材に「深く反省しています」「アレ(眠り止め)を見本にしてですね、反省の意味をこめて、それを注意して眠らないようにしました」と答えている。しかし、この日の議会では、「騒動」をよそに居眠りする議員が続出。テレビ朝日系番組の集計では最大で10人の議員が同時に居眠りしていたという。
県議会事務局には、県議の「居眠り」に対する批判が相次いで寄せられており、「メールで数十件、電話で20件程度」の抗議などの問い合わせが2008年9月9日までに寄せられているという。事務局は「議員さんに自覚を促す」などと言って対応に追われているが、
「議長もおっしゃっていることだが、結局は選挙民の方が(居眠り姿を見て)選挙でどういう判断をなさるかということになる」(事務局担当者)
と話している。