主婦の9割が節約意識 買い物でケチケチ作戦

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   不景気の中で、毎月のように上がる食品価格。そこで、値上げ前に冷凍庫に詰め込んだり、複数のスーパーを渡り歩いたり…。主婦の9割が節約意識を持ち、こんな行動もしていることが浮き彫りになっている。それを反映してディスカウントストアは大賑わいだ。

節約にサイトを役立てる利用者が増える

チラシ検索できるサイト「毎日特売」
チラシ検索できるサイト「毎日特売」
「お昼代はばかにならないので、お弁当を作ったり、おにぎりを作っておかずやスープだけ買ったりしています」(23歳OL)
「食品が高くなってから食費を見直し、旬の野菜を安い時に大目に買うようにしました。下処理して後は全部冷凍です」(37歳無職女性)

   これらは、情報サイト「クチコミランキング」で、食費の節約術コーナーに寄せられた声だ。ネット上を検索すると、「節約」をテーマにしたサイトが次々に出てくる。

   急激な物価上昇は、確実に家計を直撃しているようだ。マーケティング会社のハー・ストーリィが2008年8月28日にまとめた調査によると、主婦500人余のうち8割が家計のひっ迫感を訴え、9割が節約を意識していると答えたというのだ。そして、最も心がけている節約行動について、「買う量や数を減らす」が3割を占め、続いて「特売日に買う」「安い商品をまとめ買いする」などが挙げられている。

   チラシ検索サイト「毎日特売」を運営するナビットでも、コンシューマー事業部の担当者が、節約にサイトを役立てる利用者が増えたと明かす。

「新聞の折込チラシと違って、近所以外の特売情報も分かります。そこで、夫が勤める会社近くのスーパーのちらしを検索し、夫に電話して『特売品を買ってきて』と頼む主婦の例もよく聞きますね」

   また、特売品をうまく料理に生かす人も多いようだ。

「イトーヨーカドーで、特売の安い卵を買ったとします。そして、サイトで、卵を使った料理レシピを検索するんですよ。さらに、いくつか特売品を組み合わせた料理を検索する人もいます」

   同社が06年4月にサイトを立ち上げたころは、チラシを集める特派員の主婦は50人ほど。しかし、今では、300人ほどもいるという。

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