「ファイヤーフォックスよりも、明らかに速い」
編集部内でも、実際に「クローム」をインストールする記者が続出。「ファイヤーフォックスよりも、明らかに速い」などと、次々に「超速」ぶりに驚きの声が上がっている。
「インターネット白書2008」(インプレスR&D)によると、現在の国内のブラウザのシェアは、「IE7」(36.6%)、「IE6」(29.0%)、「ファイヤーフォックス ウィンドウズ版」(10.3%)といった具合で、「IEの寡占状態だった市場を、ファイヤーフォックスが猛追している」という状況だ。今回の「クローム」の登場で、この構図が大きく変化する可能性が高い。
前出のアップオン氏は、
「数百万ユーザーに使って欲しい」
と話すのみで、具体的なシェアやダウンロード数の目標は明らかにしていない。一方で、
「グーグルの全てのビジネスは、ブラウザから始まる。グーグルにとってブラウザは重要だ」
とも話し、シェア拡大への意欲を見せていた。