毎日英語版サイトが広告ゼロで再出発 ネット上の批判いまだに収束せず

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「毎日jp」はほとんど自社広告という苦しい状況

   さらに、08年7月20日の検証記事では大きく触れられていなかった、「毎日デイリーニューズ」の英字紙時代にも不適切な記事が掲載されていた問題が発覚したことで、ネット上での批判的な意見は未だに収束する気配は無い。同社が2008年9月1日にウェブサイトに掲載した「改めておわびと決意」と題されたコメントでは、この点についても「出直しにあたり、1989年10月から英字紙に、01年4月からウェブサイト上に掲載していたコラム『WaiWai』について改めておわびします」としているほか、

「7月20日朝刊と毎日新聞のホームページ、毎日デイリーニューズにおわび、検証記事を掲載しましたが、その後も多くの方からご批判、お叱りをいただいています。みなさまからの声を重く受け止め、今後、こうした事態を二度と引き起こすことのないよう、全力を尽くします」

と述べている。

   この問題が明るみに出てから、インターネット上では、「日本を貶めた」などとして毎日新聞を批判する書き込みが掲示板やブログなどで「燃え上がり」、いまだに続いている。また、同社のニュースサイトに広告を出すスポンサーに、広告自粛を促すための電話などでの問い合わせや抗議も相次いだ。こうしたこともあり、現在、本体ともいえる「毎日jp」に掲載されている広告のほとんどは自社広告で、同社のデジタル事業は厳しい状況に追い込まれているようだ。「毎日デイリーニューズ」の場合も2008年9月1日現在で、広告は1つも掲載されていない。

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