「責任のがれをしているようにしか見えない」
「2007F1日本グランプリ被害者の会」の訴訟代理人・内山浩人弁護士はJ-CASTニュースの取材に対し、FSW は未だに07年のずさんな運行について責任を明らかにしていないばかりか、
「昨年のことがあったため、訴訟を避けることを狙いに、責任のがれをしているようにしか見えない」
と話す。もともとFSW開催前からシャトルバスのみでの観客送迎は渋滞などが予想され、難しいとされてきた。そうした現実が07年に明らかになったわけで、08年は何らかの改善が行われるとしても、飛躍的によくなるかどうかは疑問だ、と内山弁護士は話している。
実際のところはどうなのだろうか。FSW広報はJ-CASTニュースの取材に対し、07年は様々な問題が起こったことを反省し、
「とにかく今年は信頼を回復することが第一と考えている。万全の体制で望み、しっかりと対応するよう頑張りたい」と話した。どうやら、問題になっている一文は、観客が見たいと思っているレースの時間に余裕で間に合うように、なるべく早めのバスに乗ってもらいたいという狙いがあるのは確かなようだが…。