社内恋愛して結婚、というパターンが崩壊
ここでは、個人情報や結婚相手への希望事項を記したデータ使ってマッチングを行うほか、年間その数2000回以上のイベントを実施し、出会いの場を提供する。
紹介サービスが盛り上がっている背景には婚活ブームもあるが、恋愛や結婚相手を見つける場が変わってきたことも大きい。
「社内恋愛の後に結婚する、というパターンが崩壊してきています。男女ともに、社内では別れたら仕事がしづらくなると考える人が増え、会社は恋愛の場ではないとまで言う人もいます」
利用者の中心は男女ともに30~40歳代。いわゆる団塊世代ジュニアで、未婚者が多い世代だと言われている。ただ、問題がないわけではない。特に男性の年齢へのこだわりは相当強く、自分よりも10歳以上も年下の女性を希望することもある。同年代の女性は対象外で、候補が狭まってしまう。
一方、女性の場合は、最初は少し年上を希望するが、相手の性格や相性を重視するので、年下の男性も受け入れるようになる。
「女性は結婚に求めることをはっきりと思い描いています。出産のリミットも考えているため、いつまでに結婚したいという時期も決めています。ところが男性の場合は、結婚に対して漠然とした願望を抱いていて、よくあるのは、『若い人』『かわいい人』という条件です。こうした男女間の意識の差が、結婚にうまく結びかない要因にもなっていて、難しいしいところですね」