外国人の少女が、ボーカロイド・初音ミクのコスプレをして歌う動画がニコニコ動画とユーチューブで大人気となっている。
青いツインテールにグレーのスーツ、そして右手には長ネギと、初音ミクのコスプレでビシッときめたこの少女。欧米人特有のスタイルの良さも相まって、初音ミクがそのまま3次元になったようだ。歌っているのは初音ミクソングの代表、『みくみくにしてあげる』や『私の時間』などで、どれも日本語で歌っている。もちろんカタコトなのだが、そのぎごちなさが初音ミクの人工的な歌声とよくマッチしている。
動画をユーチューブに投稿した少女の母親の書き込みによると、少女の名前はマクシーン(Maxine)。テキサス州ヒューストンに住むアメリカ人だ。日本のアニメが好きで、日本語で歌うのも大好きだという。ちなみに、凝りに凝った衣装はツインテールのウィッグ以外母親による自作とのことだ。
「今まで見たミクのコスプレの中で一番かわいい」
初音ミクのコスプレ少女の動画が人気だ。「かわいい」との声も多数
ニコニコ動画には、ユーチューブに投稿された動画を編集し直したものが2008年8月15日に投稿された。再生回数は1週間で15万回を超え、コメントには、「今まで見たミクのコスプレの中で一番かわいい」「声似てるな」、などのほか「娘さんをください!」といったものが殺到している。中には、「俺はロリコンじゃない! 父性が強いんだ!」というものまであった。
ユーチューブには、娘の余りの人気ぶりが嬉しいのか、
「こんなにも多くの人がこの動画を見てくれたなんて信じられません。見てくれた人、みんなありがとう!」
と、母親が書き込んでいる。新しい動画もユーチューブとニコニコ動画双方で続々と投稿されており、マクシーン人気はもうしばらく続きそうだ。