JALとANA2万円、シンガポール航空は約1万2100円
さらに消費者にとって不可解なのが、同じ区間を利用するにしても、航空会社によってサーチャージが異なることだ。例えば、今回「据え置き」とされたシンガポール路線では、JALとANAは2万円なのに対して、シンガポール航空では110米ドル(約1万2100円)。同様に、香港・台湾路線でも、JALとANAが1万500円だが、キャセイパシフィック航空が2400円、中華航空が32.5~73米ドル(約3500円~8000円)、エバー航空が45~65米ドル(約4900円~7100円)と、各社によってサーチャージの額は大きく異なることが分かる。
ANAでは、他社との「格差」については
「円ベースなのかドルベースかで計算方法が異なるでしょうし、他社がどのようにして燃油高騰分を吸収しているか不明なので、単純比較はできません。会社として最大限努力した結果、現在のようなサーチャージをお願いせざるを得ない、というのが現状です」
と説明するが、日系エアラインの割高感が際立っている、というのが実際のところだ。