チョコレート、黒糖、バニラ・・・甘~いフレーバーのビールも登場
アサヒビールも、発泡酒「アサヒ ジンジャードラフト」を08年10月21日から発売する。ターゲットとする20歳代向けに「ジンジャーエキス」を配合した。ジンジャーの刺激や辛さによってビール類特有の苦味が心地よく感じられ、サッパリとした後口になっている。
パッケージにもこだわった。深いグリーンを基調に、ゴールドをアクセントにしたファッション性の高いデザインだ。店頭では20歳代の社員が中心となって、サンプリングや販促活動を行い、年内は80万箱(1箱は大瓶633mL×20本)の販売を目標にする。
一方、どうしても苦味がイヤだという人には、甘~いフレーバーのビールもある。黒ビールを基調にチョコレート、黒糖やバニラ、みかんやりんごの風味がきいた、その名も「スイーツビール」だ。販売するサンクトガーレン(神奈川県厚木市)の広報担当者によると、購入者は20~30歳代が多く、「ビールは飲めないけれど、コレなら飲んでみたい」と買っていく若い女性もいるそうだ。
中でも黒糖ビールは男性の愛飲者も多くて、08年5月の販売量は出荷量ベースで前年同月と比べて2倍に伸びた。百貨店で売っているほか、カフェやバーでも扱っている。