ビンボーだから「おにぎり」が売れる? コンビニの昼食商戦異状アリ

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低価格から高いものまで品揃えするセブンーイレブン

   ファミリーマートでは「おにぎり」のほか、通常の弁当の約7割の重量の「ミニごはん」シリーズ(税込み295円)が絶好調。男女問わず買いに来て08年春以降、前年の3倍も売れているのだという。サラダやデザートなどと組み合わせて買っていく。

「限られたお小遣いの中で『昼食にはこれくらいまでなら使える』と、組み合わせて買っていかれる方が多いようです」

と同社広報は話す。やはり、昼食代を抑えたいという心理がそこにはあるようだ。

   一方で、セブンーイレブン・ジャパンはちょっと違った路線を歩む。

「おにぎりや低価格弁当が売れるのは、消費者のサイフの紐が固くなっているためではない」

と考えているのだ。同社はこれまで500円前後で販売していた弁当から付け合わせを減らし、430円に抑えた弁当を販売。また、牛肉をたっぷり使った「甲州ワインビーフの牛めし」を08年7月に発売。680円とコンビニ弁当として価格は高めだが絶好調なのだという。同社広報は、

「顧客のニーズは様々で、それに応えられるように品揃えを広げました。その結果、低価格から高いものまで売れるようになっています」

と説明した。

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