「一切お答えできないことになっています」
そこで、J-CASTニュースでは、こうした批判をどう考えるか、光文社のFLASH編集部を通じて取材しようとした。しかし、今週は夏休み期間といい、担当者が不在のため、コメントは得られなかった。
一方、野口みずき選手本人についても、「一無名ライターが名を上げたいために金メダル候補の日本代表マラソン選手を潰すって話か」(2ちゃんねる)などと影響を心配する声が出ている。
新聞各紙によると、野口選手は、スイスでの合宿を3日早く切り上げて、08年8月4日に帰国していた。高地練習の疲労が蓄積したため国内での平地練習に切り替えたためだというが、FLASHの取材とは何か関係があるのだろうか。
野口選手の所属するシスメックスの女子陸上サポートチームでは、担当者が「帰国の件は、FLASHの取材とはまったく関係ありません」と影響を否定した。取材に批判が相次いでいることについては、「一切お答えできないことになっています」と答えた。ただ、FLASHや記事を書いたライターには、抗議はしていないという。
一方、日本陸上競技連盟でも、広報担当者は「本人はマラソンに集中しています」として、帰国と取材との関係を否定する。野口選手は、FLASHの記事が出るとは知らなかったという。結局は「個人の話」だとして、FLASHなどに抗議することもないとしている。