ボールつないでペナルティエリア付近まで行くのが目標?
インターネット上の掲示板でも「公務員サッカー」「ことなかれサッカー」などと批判が相次ぎ、
「毎回同じ結果で毎回同じ人が毎回同じ事言ってるな。日本サッカー進歩なし」 「試合を自分で決めようとする人間が、少なすぎる。官僚のことなかれ主義と同じ」
「他の国はゴールすることを目標としてるのに対し、日本だけはポゼッション支配を最終目標にしているとしか見えない。ボールつないでペナルティエリア付近まで行くのが目標。その後がない。それで結局負けて、『内容では勝っていた』と。もうアフォかと」
「型にこだわるのは日本人の根底にあるDNAかね・・・結果が欲しいんだが」
などといった書き込みからは「日本のサッカー」についての諦めムードさえ漂っている。
あるサッカー業界関係者は「力が全然出てないし、実際にはチャンスらしいチャンスも作れていない。こんなサッカーはもうウンザリだ」と酷評。別のマスコミ関係者は、
「強豪国でも決定力不足で批判されることはある。しかし、点を取れる選手がここまでいない、それ以前に点を取ろうという姿勢がそもそもないというのは日本にとって深刻な課題だ」
と指摘する。
反町監督は記者会見で「次いいゲームができるよう、勝ち点3取れるようにやります」と述べているが、「勝ち点3」はゴールを奪わない限り獲得できない。10日に米国より格上のナイジェリア、13日に優勝候補のオランダと対戦する日本は、毎度の「公務員サッカー」を続けている限り、予選突破は絶望的だ。