商品先物取引に注目集まる 個人投資家向け投信も登場

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個人に買いやすい「コモディティ投信」も人気

   TOCOMによると、国内のコモディティ市場はまだ発展途上らしい。「ロンドンやニューヨークは好調で、東京はひとり負けの状況です。海外市場は24時間取引が可能で、リスクを抑えられます。取引の利便性が劣る分、国内の投資家が海外に逃げていってしまっています」。まだまだ、商社などの法人取引が中心で、個人向け営業ははじまったばかり。個人投資家の目がせっかくコモディティに向いてきたのに、「売る側」がもたついているようでもある。

   そんな中で、個人向けにはコモディティを組み込んだ投資信託が、現物よりもリスクを抑えられると、人気上昇中だ。株式投信が伸び悩んでいて、投信業界としても「コモディティ投信」に寄せる期待は大きい。7月に発売したばかりの「日興インフレ戦略ファンド」は、コモディティや物価連動型債券などを組み込んだ投信で、純資産総額は約390億円(8月4日)と好調な出足となった。

   投資信託協会で分類された22のコモディティ投信の純資産総額は、1233億円と小粒ではあるが、インフレを追い風にまだ伸びる可能性がある。

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