外務官僚ホテル代不払い問題 デヴィ夫人暴露で奇々怪々な展開

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なぜ1年近くも不払いのまま宿泊を続けさせたのか

   この不払い問題には、いくつか不可解な点がある。

   それはまず、宿泊代不払いは個人情報なのに、なぜ発覚したかということだ。ある外務省の関係者は、「マスコミから取材を受けた官僚が省内の上司に相談して、問題が発覚しました。ホテルからマスコミにリークがあったらしいです」と明かす。ホテル側に何らかリークする動機があったわけだ。

   次に、不可解なのは、なぜ1年近くも不払いのまま宿泊を続けさせたのか。デヴィ夫人はブログ日記で、「普通ホテルでは、長期滞在の場合、宿泊客に週単位で請求書を出します。そうあれば、不払いとか未払いという事件は起こっていない筈」と疑問を呈している。外務省人事課でも、「それは、われわれとしても不思議なところです。前々から支払いは求められていなかったらしく、請求は最近になってからのようです」と話している。

   これらから考えると、ホテルは、不払い官僚の長期滞在を認めてきたが、何らかの事情で宿泊代を要求するようになった事情も浮かんでくる。

   デヴィ夫人は、J-CASTニュースの取材にコメントを寄せ、「別人とは女性オーナーがおっしゃったこと。真実はどうなのでしょうか」と依然別人説を疑問視する。

   一方、外務省人事課では、デヴィ夫人が不払い官僚を「東大卒元ワシントン在住」としたことに対し、「それはないです」と否定。愛人官僚については、「心当たりがありません。勘違いでは。(不払い官僚が)かねてから知人の女性オーナーと知り合いだったことは事実ですが、愛人関係にあったとは承知していませんし、事実ではないと思います」と話している。真相はまさに藪の中だ。

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