「志願度」でも、慶大は早大に大きく水をあけられている
また早稲田大学の圧倒的な知名度も目を引く。各地の知名度ランキングを見ると、関東地区の1位に続いて、東海地区では旧7帝大の名古屋大学(3位)を押しのけて2位にランクイン。関西地区でも、地元の名門である関西学院大学(9位)や大阪大学(10位)を上回る8位だ。一方「ライバル」慶応はどうかというと、関東では、明治、東大、青山学院に続いて5位と、それなりに健闘しているものの、東海地区では11位で、関西地区にいたっては、ランクインすらしなかった。さらに、「知名度」のみならず、「志願度」でも、慶大は早大に大きく水をあけられている、という状況だ。
リクルートでは、その原因を
「早大は定員規模が大きく、学部ごとの偏差値の幅が大きいんです。その一方、で慶大は、定員規模が比較的小さいということが言えると思います」
と説明。高校生にとって「自分が進学できる気がするか」どうかが、「志願度」のみならず知名度の高低に影響してくる、との見方だ。