竹島帰属巡り米が韓国要求「丸飲み」 それでも「抗議など必要ない」のか

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韓国のマスコミ報道は「祝賀ムード」で過熱

   これを受けて、大統領官邸・青瓦台のスポークスマンは

「米国の迅速な対応は、米韓二国間の指導者の深い信頼関係と友情を反映したもの」

と高く評価。さらに、韓国政府高官が公共放送のKBSに語ったところによると、8月6日の首脳会談までには、この「名称問題」を決着させる考えだという。政府・与党のみならず、野党も、米国側の対応を歓迎している。

   これに対して、町村信孝官房長官は7月31日の会見で、ブッシュ大統領の指示で変更が行われたことを念頭に、福田首相から抗議を行うかどうかについて問われると「ない。何故必要なのか」と、明確に否定。「米政府の一機関のやることに過分に反応することはない」とも述べた。

   若手議員などからは「何もしなくていいのか」などと政府の弱腰ぶりに批判が出る可能性がある一方、7月31日夕方には各紙が「福田首相が8月1日にも内閣改造を断行」といっせいに報じたことから、政界の関心は内閣改造に集中、竹島問題への関心は盛り上がっていないようだ。

   韓国側は、半ば「祝賀ムード」に近い一方、日本側は沈黙を守っている形だ。

   「祝賀ムード」を受けて、韓国のマスコミ報道は過熱気味だ。例えば、KBSが7月31日に伝えたところによると、韓国の議員団が国務省のヒル国務次官補を訪ねた際、東アジア・太平洋局の会議室にあった地図に「Dokto(独島)」という表記があった、というのだ。

   にわかには信じがたい話だが、このような話を、一国の公共放送が堂々と報じるあたり、現在の韓国における「独島ブーム」を裏付けているとも言えそうだ。

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