「自覚と社会的責任を持ち、自重した行動を」
この報道で、テレビCMやスポンサーにも影響が出始めている。
「嵐」起用のCMを流しているハウス食品の広報・IR室では、J-CASTニュースの取材に対し、ジャニーズ事務所や大野さん本人に「タレントとしての自覚と社会的責任を持ち、自重した行動を」と申し入れたことを明らかにした。ただ、「CMに関しましては継続とし、今後の事態の変化を見守りながら判断してまいります」としている。
携帯電話「au」のCMでは、「嵐」メンバーのうち大野さんの部分がカットされるようになっているようだ。しかし、auブランドのKDDIの広報部では、J-CASTニュースに、「CMの出稿量に関わってくるところは明らかにしておりませんので、コメントを差し控えさせていただきたいと思います」と慎重だ。
一方、テレビ・ラジオ局では、報道後も特に対応を変えていないようだ。
TBSのドラマ「魔王」の担当者は、取材に対し、「報道は事実無根と聞いています。ですから、番組はそのまま続行します」と話す。一方、「嵐」出演のバラエティ番組「ひみつのアラシちゃん」担当者は、「事実関係が分からないので、こちらから何か言うことはありません。とくに話にも上りませんし、今のところまったく影響もないです」。
大野さんパーソナリティのラジオ番組「ARASHI DISCOVERY」について、横浜エフエム放送の編成担当者も、「事務所やレコードレーベルと話して、『報道は事実無根』と聞いています」として、番組続行を明らかにした。
一方、「24時間テレビ」のほか、北京五輪番組テーマソングでも「嵐」を起用する日本テレビの総合広報部では、「いろいろ検討しています」と話すのみだった。