留学先での奔放な生活ぶりをブログにつづったとして話題になった、高円宮家の長女承子さま(22)が、留学期間を「満了」し帰国した。「落第説」も出ていただけに、今後の進路が注目されていた中、今度は「早大進学説」が浮上した。皇族は一般的に学習院大学に進学するものとされており、仮にこれが事実であれば、異例中の異例だ。
「国際的な教養をさらに深められるのが目的」
承子さまは「留学期間が満了した」として帰国なさった(写真は承子さまが書いたとされるブログから)
承子さまをめぐっては、J-CASTニュースでも2007年2月に「週刊文春が報じた 女性皇族『奔放HP』の中身」という記事で報じたように、ミクシィ(mixi)やプロフィールページに、自身の恋愛遍歴などを記述なさったとされ、週刊誌などで大きく取り上げられた。
承子さまは04年に渡英、エディンバラ大で留学生活を送っておられたが、08年7月1日に「留学期間が満了した」として帰国なさった。05年に留学期間を3年間延長した際は「卒業を目指すため」と説明されたが、今回のご帰国に際して「卒業」もしくは「修了」という文字は見当たらないため、「落第した末の『傷心帰国』」との見方が出ている。
そんな中、承子さまの「今後の身の振り方」についての報道が相次いでいる。帰国当日の7月1日には、産経新聞が、
「秋から都内の4年制大学に入り、学業を継続される予定」
と報じたほか、週刊朝日の08年8月8日号では、さらに踏み込んで
「本誌は決定的な情報を入手した。9月から早稲田大学に入学するというのである。エディンバラ大の人文科学学科で心理学を専攻した承子さまだが、早大では国際教養学部で学ぶことになりそうだ」
と報じている。偶然の一致なのか、前出の産経新聞の記事では、都内の大学に入学なさる経緯を
「国際的な教養をさらに深められるのが目的」
と説明している。
04年に設立されたばかりの国際教養学部(SILS)は、授業の9割が英語で行われ、帰国子女や留学生が多いのが特徴だ。年に2回(4月と9月)入学するチャンスがあり、報道が正しければ、承子さまは「9月入学組」に含まれることになる。「9月入学組」はAO入試で選抜される。志望理由書などの書類審査と筆記試験が行われ、これらに通過すると面接試験に臨む、という流れだ。「授業聴講が可能な英語力を有していることが必要」とされ、志望理由書や面接では英語を使わなければならず、それなりにハードルの高い入試だ。
9月に入学できる大学・学部で絞り込んだ?
皇族は学習院大学に進学するのが一般的で、仮に産経新聞と週刊朝日の報道が正しいとすると、今回の承子さまの進路は異例中の異例だ。「週刊朝日」の記事中では、その経緯を、皇室ジャーナリストが
「9月に入学できる大学・学部で絞り込んだのでしょう」
と説明している。
だが、現段階では関係者の口は堅い。
宮内庁の広報係では、電話を保留した末に、
「そもそも(承子さまの進学先についての)記事が載っている『週刊朝日』、今日(7月28日)発売なんですか?」
と記者に逆質問。その上で、
「こちらでは承知していない」
と、本当に事実関係を把握していないのか、それとも「ノーコメント」の立場なのかさえ不明な回答だった。
一方の早稲田大学広報室では、
「9月21日の入学式まで、入学者は確定しません。個人の出願状況や合否については、大学では公表しておりません」
と話すのみだ。
9月21日に「ワセジョ」となった承子さまのお姿を目にすることは出来るのか、注目が集まりそうだ。