小学6年生の時に肥満だった子供は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になるリスクが高いことが、労働者健康福祉機構が実施したアンケート調査で2008年7月24日に明らかになった。「小学校6年生時に肥満」であった人のメタボ発症リスクは、男性で2.8倍、女性で10.1倍と女性のリスクが特に高いことが初めて判明した。調査にあたった研究チームでは、「学童期のカロリー過剰摂取がメタボ発症と強い相関を示している。子供は活発に運動しているから、たくさん食べさせてもいいだろうという考えは改めるべき。08年度から実施が義務化された特定保健指導や学童の食育の現場で食習慣の見直しを提言していきたい」としている。
調査は、06年12月~07年8月、20~70歳の男女計約799人を対象に実施した。