ヤフー調査だと「まったく問題ない」が約半分
歌を作った動機は、表面的な人生の応援歌ではなく、死と向き合ったときに出てくる言葉を紡ぎたいと考えたからだった。
「決して、冷たく死を突き放しているわけではありません。どっきりさせるような毒のある表現がありますが、死を考えてみることで、命の大切さ、尊さが分かるよ、と言いたかったということです」(宣伝担当者)
歌詞の内容は、実体験などを元にしたものではないという。直太朗さんの所属事務所セツナインターナショナルのマネージャーも、こう説明する。
「命を絶つという意味で使っているとは限らず、多岐にわたる解釈ができるのが詩です。確かに、賛否両論があることは懸念していましたが、人々に死ねばどうなるか考えていただくこともいいのではと歌うことにしました。最後まで聞いて、真意を汲み取ってほしい」
直太朗さん自身は、初披露したNHKの番組で、地球を守る意識を育てるには、「まず自分自身のことを大事にしていく、自分の命を大切にしていく」ことが必要だと話している。コンサートツアー「諸君!?」最終日の7月24日にも、最後に新曲を披露し、「未来は明るい。みんなが1人ずつ思えばそうなると信じている」とメッセージを送っている。
ちなみに、ネット上で話題になったことから、ヤフーが7月25日から8月4日までの日程で意識調査を始めた。25日午後7時過ぎ現在では、「『いっそ小さく死ねばいい』の歌詞は問題ある?」との問いに対し、「まったく問題ない」との回答が48%と半分近くを占めた。「ほとんど問題ない」が21%で、否定的な「とても問題がある」が16%、「少し問題がある」が17%だった。