人気タレント山本太郎さんが、テレビ番組で「竹島は韓国にあげたらよい!」と発言し、視聴者から「お前は日本人か!」などと批判が殺到した。山本さんはすぐにブログで謝罪したが、その中身を巡って騒動が再燃している。
「竹島は韓国が死守しなければならない島」
韓国の「NAVER」内にある「ソウル新聞」が山本さんの発言を報じている
山本さんが出演したのは、読売テレビのバラエティー番組「たかじんのそこまで言って委員会」(2008年7月20日放送)。番組では竹島問題についての議論が行われ、政治問題の専門家に混ざって山本さんが「竹島は韓国にあげたらよい!」などと発言した。その後、山本さんの公式ホームページに批判のカキコミが殺到。山本さんは08年7月20日付けのブログで謝罪した。
ところが、この「謝罪文」の意味がいまひとつ分かりにくいのだ。
「竹島が韓国の方々にとって朝鮮併合の象徴であり、絶対に死守しなければならない島であり、軍隊(彼ら曰く自警団)をも送り込み、政府と国民が一体となって闘いを挑んでいると言う事」を知ったのが発言のきっかけとしている。
そして、ただ単純に「(日本は)固有の領土と発言するだけで、韓国とのアクションや温度差はかなりの隔たりがあり、日本政府が本気で取り返す気があるのかと疑い、何に関していも詰めが甘く、全て後手後手にまわり周辺国家からも信頼が無く、先進国と呼ばれながらも、なんのリーダーシップも取れない情けない国に(中略)憤りを感じ」、つい問題発言をしてしまった、と書いている。つまり、日本の情けなさを嘆くあまり、ショック療法みたいな発言になってしまった、と弁解しているようにも受け取れる。