「記事は、掲示板やブログを介して世界中に広まった」
さらに、翌7月22日には、英デイリー・テレグラフ紙(電子版)が「日本の新聞、悪名高いセックスコラムが真実でないことを認める」との見出しを立て、この問題を報道。「毎日新聞」というブランドが悪用されたことを指摘した。
「評論家は、WaiWaiのコラムが、日本人女性が異常性癖を持っているとのステレオタイプを広めるのを促進し、日本の国際的な評価を低下させたとして批判している。コラムに掲載された記事は、掲示板やブログを介して世界中に広まった。記事は信頼のおけない日本のタブロイド紙を情報源にしたものだが、信頼されている『毎日』という錦の御旗が、記事に信頼性を与えてしまった、と評論家は主張している」
また、検証記事が掲載される前の段階では、問題の一連の記事を執筆したライアン・コネル氏の出身国、オーストラリアの新聞も、この問題を取り上げている。
7月5日には、シドニーの高級紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」とメルボルンの高級紙「ジ・エイジ」が、この問題を報道。両紙の記事はほとんど同じ内容で、
「日本の評価が世界中で意図的に低下させられたと感じた数千ものネットユーザーが、『低俗なオーストラリア人ジャーナリスト』を非難しようと掲示板サイトになだれ込んだ」
とネットユーザーの行動を紹介。毎日新聞に広告を出稿している企業への抗議が相次いでいるなどと報じている。