ガソリン高に「自転車」で自衛 でも盗難までは自衛できず

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   ガソリン価格の高騰で、都会では車から自転車に乗り換える人が増えている。都内では駐輪場の新設や利用者が増えているが、一方で、盗難の増加という困った問題も起こっている。

大モテ9400台収容の駐輪場

自転車の増加に伴い、盗難数も増加傾向に
自転車の増加に伴い、盗難数も増加傾向に

   「自転車の利用者が増えている」というのは東京都江戸川区だ。同区は南北に細長い地形だが、電車は東西にしか走っていないという不便な面がある。そのため普段から車や自転車の需要が多く、最近では特に自転車の利用者が増えている。ガソリン高騰で車を乗り控えているほか、駐輪場が整備されて自転車を利用しやすい環境になっていることが背景にありそうだ。中でも葛西駅前には9400台が収容できる駐輪場が2008年4月にオープンした。江戸川区土木部駐車駐輪課の担当者は、「日本一の規模で、現在は約8000台が利用している。今後も自転車人口が増えることを見越して造ったが、10年先までには埋まってしまうのではないか」と見ている。同区内では、08年になってからここを含め2か所に新設していて、09年にも増やすことが決まっている。

   東京都文京区でも利用者が増えている。08年4月末時点で区内18か所にある駐輪場に利用登録した件数は2960件で、前年より300件近く増加。土木管理課の担当者は、増加傾向にある過去5年間を見ても08年は目立って増えたと話す。その要因として07年に駐輪場を新設したこともあるが、これだけ増えているのは車からの「乗り換え」が大きいと言えそうだ。

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