朝日・毎日と産経が正反対の報道 北京五輪ツアーは好調?不振?

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「北京五輪ツアーは概ね好調」が最大公約数か

   J-CASTニュースが旅行会社各社に取材したところ、「北京五輪ツアーは概ね好調」ということだった。JTB広報によれば、アテネ五輪と比較し予約数は倍を超えていて、1万人募集したうち3分の2が既に埋まっている。開催地がアテネに比べ日本に近いため、宿泊数と代金が半分で済むといった気軽さがあるからなのだという。ANAセールスは08年に初めて五輪ツアーに参入。開会式チケットを含めた4日間のツアー128万円の商品が、即日完売。ツアー客獲得目標を2000人としたが70%強埋まっている状態という。

   近畿日本ツーリストも、6千人を目標にしていて、現在売れているのは約4千人分。同社広報は、

「食品問題や地震があったことを考慮すれば、充分健闘していると言えるのではないか」

と話す。売れ残り部分については、各社ともに、「まだ日本代表選手が全て決定していない」ため、代表選手が決まるごとに、ツアーの申し込みが増えるはず、と予想している。

   それではなぜ、正反対の記事が出てしまうのだろうか。人気を集める競技ジャンルや、日程をにらんで、ツアー会社がそれぞれチケットを発注するものの、希望通りの枚数が来ないこともあるのだという。

   JTB広報は

「人気の観戦ツアーを組めたかどうかが売り上げに影響しますから、報道機関がどの会社を取材したのか、ということも影響するかもしれません」

と話している。

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