日本では消えぬヒールなイメージ
はじめは「宇宙人」のような不思議な存在で、やがて、ファンは秋山が在日韓国人だったことや、波乱に満ちた格闘技人生などを知っていく。秋山の男っぽい強烈な容姿に、これまでの人生ストーリーが重なったことで、人気に拍車がかかったのだという。
韓国の映画ポータルサイト「マックスムービー」が08年5月に実施したインターネットアンケート「映画化されればと思うスポーツ選手は?」では、秋山選手が「韓国国民の妹」と称されるキム・ヨナ選手を大きく引き離し第1位にもなっている。
秋山選手は08年7月21日の格闘技イベント「DREAM」の試合に出場する。
しかし、日本ではと言うと、06年大晦日の試合の印象を未だに引きずっている。「格闘王」での街頭インタビューでは、こんな見方が多かった。
「ヒールなイメージ」
「クリーム塗っちゃった、みたいな」
「彼を潰すのは誰かな、というのが楽しみ」