広がるナチュラルコスメ お肌の「環境問題」に関心高まる

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「菜の花」を使った自然派コスメ登場

   ところで、日本で売られているナチュラルコスメのほとんどがヨーロッパからの輸入品だ。そんな中、肌にやさしい上に、資源を有効活用して環境にもやさしいと注目を集めているのが、千葉県の県花「菜の花」を使ったコスメ「venapus(ビナパス)」だ。化粧品メーカー、モラール(千葉県船橋市)が08年春から発売している。同社社長の光安輝雄氏によると、開花する前の食用「なばな」を収穫している生産者の手がツルツルしているとの情報を聞き、興味を持った。なんでも既に海外では「アクロマキシル」として、シミやくすみに対する美白活性があると知られているという。また、生産者も「なばな」を有効活用しようと考えていて、両者の思いが一致。関東経済産業局の「07年度地域資源活用新事業展開支援の補助対象事業」として採択され、モラール、菜の花生産者、原料メーカー、千葉県産業振興センターが1体になってプロジェクトが立ち上がった。現在は洗顔フォーム、ローション、クリームのミニセットのみの販売だが、単品は8月末から9月に販売を予定している。海外ブランドが主流の中、国産メーカーの追い上げは始まったばかりだ。

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