事前予約で販売され、並んでも購入できない店も
例えば日経BP社のニュースサイト「ITPro」が報じたところによれば、同社の代理店「ソフトバンクモバイル恵比寿」では、iPhoneを購入できなかった来店者の苦情が殺到し、iPhone発売時間であるはずの7月11日正午時点で閉店を宣言。シャッターが8割程度閉められた状態が続いた。開店前に20人程度が列を作っていたが、「同店の割り当て分は、事前予約をしていた購入希望者や法人に販売され、並んでも購入できない」といった情報が伝わり、列を作っていた人の怒りに火をつけた模様だ。同店では、
「予約を受け付けたわけではなく、仮予約を受け付けた」
などと釈明しているという。J-CASTニュースでも同店に経緯を問い合わせてみたが、
「ソフトバンクモバイルの広報を通してほしい。こちらからはお答えできない」
と、ノーコメントだった。
また、都内の別の店舗では、7月11日夜の時点で、
「お客様からご要望いただいたお品物なのですが、ご予約いただいたお客様から順番にご連絡を行なっており、お客様の順番が入荷台数に届かなかった為、次回入荷以降でのご案内とさせていただきます。ですので、入荷次第ご連絡させていただきます」
とのメールを予約客に送付。予約をしても購入できない、という状況が続いている。
ソフトバンクモバイルの広報部では、一連の足並みの乱れについて、
「量販店など、一部ではそのような(事前予約を受け付ける)ことも発生した可能性はありますが、弊社としては事前予約は行わない、という方針です」
と話すにとどまっている。
当面は品薄感が収まる見通しは立っておらず、購入希望者の間で混乱が続きそうだ。