「必ずしも依存症とは言えない」
「恋多き女」として、艶聞が絶えないのが山本モナさんだ。
2007年8月下旬には、10年越しの付き合いというゲームクリエーター氏とのフィリピン2ショット旅行をフライデーに撮られている。最近は、関係を否定したものの、サッカー元日本代表の三浦知良選手(41)と会っていたことも話題になった。
アメリカでは、不特定多数の異性と関係を続ける「セックス依存症」という精神病が広く認知されている。「全米セックス中毒協会」が設立され、会員数は1000万人を超すという。1998年にホワイトハウスの実習生女性と性的関係を持ったクリントン前大統領がそう見られたことがきっかけで、依存症の存在がクローズアップされるようになった。
モナさんは、07年1月30日放送の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)で、「私はキスが我慢できない」「好きになるのは友だちの彼氏」などと告白している。モナさんに、依存症の可能性はないのだろうか。
「はりまメンタルクリニック」院長で精神科医の針間克己さんは、セックス依存症について、こう話す。
「アルコールやギャンブルの依存症と同じ医学的な概念で、依存症に罹ると、セックスのことばかり考えたり行動したりして、実際の社会生活が破壊されます。例えば、会社で女性にやたらと手を出してクビになったり、浮気、離婚を繰り返したりするような場合です」
モナさんについての見方は、こうだ。
「キャスター降板で一時的に社会的ダメージを受けても、その後の仕事面でマイナスはなく、必ずしも依存症とは言えないのではないかと思います。依存症であれば、だれかれ構わず異性と関係を持とうとします。きちんと計算して、一流の男性と関係を持ち、タレントの価値を高めているようなケースも、もちろん依存症ではありません」
今後、モナさんがどうなるかは分からないが、依存症とは言えないようだ。
ちなみに、最近は日本でも、「浮気を止められない」「のぞきや痴漢をしてしまう」という相談を寄せられるようになってきたという。ただ、治療はなかなか難しく、自助グループもいくつかできているほど。まずなぜ依存するかを振り返らせ、別のことで人生を充実させる方法を考えさせることで治療していくという。