プレーよりもスタイルの方に興味を持っている?
「マリナーズが本当に事態を打開しようと考えているのならば、イチローをトレードに出すことを真剣に考えるべきだ。イチローが『強肩・俊足・打力』という、野球にとっての三種の神器を備えているとも言える国際的な英雄だとしても、だ。彼の短所は、時々スピード感なくプレーしたり、プレーの内実よりもスタイルの方に興味を持っているように見えることだ」
さらに、具体例を出しながら、イチロー選手がチームの足を引っ張っている可能性すら指摘している。
「イチローは月曜日(6月23日)の対メッツ戦で先頭打者だったが、凡フライで1塁まで(全力疾走せずに)ジョギングしていた。ゲーム後半にも、同じことをしていた。マリナーズは(3試合中)2勝したものの、イチローがチームの足を引っ張ったのかも知れない。彼の唯我独尊とも言える態度が原因である可能性すらある」
このような批判を浴びているイチロー選手だが、オールスターゲーム8年連続の出場を決めている。
記者会見では、個人、チームともに成績がふるわないにもかかわらず、ファンからの支持を集めたことについて
「まぁ、『ちゃんとやれよ!』って言われてるんでしょうね」
と話している。
悪評をことごとくはねかえしてみせたのもイチロー選手の特徴だ。日米通算3000安打まであと17本に迫るなか、今後の米マスコミの論調に注目が集まりそうだ。