アニメーターに状況説明のための「お詫び」の手紙
同社の南雅彦社長はJ-CASTニュースに対して「当然このような評価は行っていないし、(アップされた文書はアニメーターの)スタッフを攻撃する内容がほとんどを占めている。弁護士と相談して今後の対応を相談している」と話しており、法的措置も視野に入れているとの考えを明らかにした。
しかし、不透明な部分もある。ネット上にアップしたファイルには、一部で連絡先など正しい情報も混じっている。社内からウィルス感染などで流出したものではないことが確認されたものの、こうした「虚偽」と思われるファイルをアップした人物については、「調査中」としている。
一方で、この一覧表に名前が挙がっているあるアニメーターは08年7月5日付の自身のブログで「帰宅すると某社からお手紙・・・ん?最近付き合い無いけど・・・あ、個人情報流失のお詫び?あらら」と、ある会社から情報流出についてお詫びの通知が届いたことを明かしている。
「ほー、評価Cかぁ。異存は御座いませんが、上手く行かなかったのは制作とだと思うんですけどね。身内の制作の評価は流失してませんかね?お仕事をさせていただく予定は全くないので良いのですが住所や電話番号は正直困るなぁ」
確かに流出したとされるファイルには、このアニメーターについて「C」との記号がつけられている。同氏の掲示板には、ボンズの公式コメントと「流出のお詫び」の内容とは相反するのではといったコメントが寄せられたが「尤も私は殆ど何も知りませんけどね。事実と書状の二点だけ、です」と述べるにとどまっている。
南社長は、7月4日にアニメーターに対し、状況説明のための「お詫び」の手紙を送付したことを認めているが、あくまで同社から「流出したものではない」との考え方を示している。