中国自動車市場に黄信号点滅 五輪前に販売台数が激減

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「販売業者の倉庫はどこも満杯」

   もっとも、車メーカーが減産しはじめたというニュースは、中国ではあまり聞かない。「販売業者の倉庫はどこも満杯だ」と北京にあるシトロエンの販売代理のマネジャーは明かす。

   代理店はメーカーとの契約で、一定の台数を達成しないとメーカーからのインセンティブが少なくなる。で、「こんなに需要が冷え込んでいても、車をどんどん仕入れている」(前出のマネージャー)というわけだ。

   「一汽VW、上海GM、東風シトロエン、北京ヒュンダイ、広州ホンダなど五つのメーカーの十数社の代理店を調べたが、どこも在庫は正常値を上回っている」と、経済週刊紙『経済観察報』の王秋風記者が言う。

   真夏の北京なのに、現在は「自動車ディーラーの冬至」とも言われている。点滅し始めた黄色信号の前でアクセルを踏み込んで信号を突破していくか、それとも停車するか、迷うばかりである。

(J-CAST北京)

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