「そば」よ、おまえもか! バイオ燃料余波で値上げ必至

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「極端な値上げの場合は、国産の増産を考える必要が」

   製粉メーカー大手の日穀製粉はJ-CASTニュースの取材に対し、中国産が圧倒的なシェアを占めるため、値上がりしても中国産を中心に考えていかなければならないのが実情だが、

「今後輸入が滞る事態になったり、極端な値上げが起こった場合は、国産の増産を考えなければならなくなるだろう」

と話している。

   国産については長野県の「信州蕎麦」関係者や、北海道幌加内町、大分県豊後高田市など、地場産そば粉を使った名産品作りを進めていることが報じられている。

「『信州そば』と銘打ちながら、ほとんどが外国産のそば粉という製品もある」(読売新聞地方版08年6月5日付け)

といった現状を打開し、国産の玄ソバを使った「本物」の日本の伝統食を取り戻そうという動きだ。ただし、現状では中国産に比べ国産の玄ソバの価格は3~4倍。業界関係者からは、

「国産を使った蕎麦を提供できるのはいいことだが、消費者は様々なため、お客さんを納得させられるものを提供できるかがポイントになるはず」

という声が聞こえてくる。

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