「姉貴、しっかり見守っててくれよ!!!!!」
その時ばかりはふさぎ込んだ。さらに、1曲、また1曲と歌っていくたびに耳の状態は悪化し続け、気持ちは焦るばかりだ。
「思うように歌えない、聞こえない。。。」
ぶつけようのない、怒りや悲しみ、悔しさで、泣いてばかりのライブになってしまったと振り返る。
「自分はもう二度と、これまでのようには歌えないんじゃないか。
あれが、最後のステージになってしまうんだろうか」
悩み、考え続けたが、出した答えは
「歌い続ける」
というものだった。自ら出した結論だが、精神的にも肉体的にも毎日が戦いとなり、今回の全国ツアーを迎えるにあたっても堂々とした姿でステージに立とうと、リハーサルも入念にした。浜崎さんの強い思いはファンに通じ、浜崎さんもこれまで以上にファンの気持ちを実感できて、ツアー中は感激しっぱなしだった。
そして迎えるファイナルを前に、
「姉貴、しっかり見守っててくれよ!!!!!」と締めくくっている。
浜崎さんは08年1月4日のブログで、「左耳はもう完全に機能しておらず、治療の術はないと診断されたんだ」と告白していた。