毎日新聞の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」が多数の「変態」記事を世界に配信してたことが発覚したが、記事のネタに使われた漫画家が毎日新聞に抗議していたことが分かった。しかし、毎日側の回答があやふやだったばかりか、「ブログで書かないでほしい」などと言われたため、漫画家がそれをブログで暴露、ネットで毎日新聞に対する反発が拡大している。
「海外の恥さらしは防衛省さんに申し訳なすぎる」
でこくーるさんのブログには「ネタとしてすごくおいしい」とも書かれている
記事が書かれたのは「Mainichi Daily News」の「WaiWai」というコーナー。ここには、「六本木のレストランで豚を獣姦し、その後食べた」といった変態記事が紹介されていた。漫画家の「でこくーる」さんが毎日新聞に抗議したのは、「「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターでその内実が明らかに」という記事だ。
問題の記事には、
「サイゾーによれば、パールハーバーと南京大虐殺の後継である政府省庁が、テディベアを持ってメイド服を着たかわいらしい漫画の少女キャラクターに日本の防衛策を説明させるようになった」
とある。「でこくーる」さんは「まんがで読む 平成17年版 防衛白書」の作者で、記事で書かれている内容はこの漫画を指していると思われる。
08年6月24日付けの「でこくーる」さんのブログには、毎日新聞に抗議をした経緯が綴られている。まず友人からJ-CASTニュースの記事を知らされ仰天。「WaiWai」に書いてあることは全く事実でなく、自分が「HENTAIな漫画の作者」と思われるかもしれないと感じた。さらに、
「自分の仕事が内容改竄紹介含みで海外の恥さらしになってると思うと、防衛省さんに申し訳なすぎる…。」
と悩んだ。しかも、「パールハーバーと南京大虐殺の後継である政府省庁」という表現は、あまりにも度が過ぎていて、防衛省に正式な謝罪があってしかるべきだ、と考え自身で毎日新聞とコンタクトを取った。
「でこくーる」さんのもとに電話をかけてきた毎日新聞側の対応はこんな風だった。
「『でこくーる個人にどんな迷惑がかかったのか?万一そういったことがあったら誠心誠意処置を取らせて頂くがブログに書くな』と言われました」