ソフトバンクモバイルから発売されるアップル社製端末「iPhone(アイフォーン)」が早くも発売日に品切れになりそうな様相だ。ソフトバンクモバイル店舗の一部では「先行予約」を受け付けていたが、「反響が大きすぎる」「予約があまりにもいっぱい」との理由で予約の受付を打ち切る店が相次いでいる。
1日50件も問い合わせの電話がかかってくる
iPhoneの「先行予約」がすでにいっぱい
「ご予約はしておりません。受け付けたのは(6月)10日の初日だけで・・・。初回の入荷が50台あるのかないのかといったところですので」
「予約があまりにもいっぱいで・・・。今は受け付けていません」
「反響が大きすぎて、予約についてはご案内できない状況です」
ソフトバンクモバイルが2008年7月11日に発売する「iPhone 3G」。一部の店舗では6月10日から順次「先行予約」を受け付けていたが、予約を急きょ打ち切る店舗がここへきて続出している。
J-CASTニュースがソフトバンクモバイル店舗に問い合わせたところ、困惑した答えが次々に返ってきた。なかには「iPhone」について、1日50件ほどの問い合わせの電話がかかってくる店舗もあるという。「いままでにない反響」(都内の店舗担当者)に店員も驚きの様子だ。ソフトバンクモバイル広報はJ-CASTニュースに対し、「入荷の台数については公にしていない」としており、どれくらいの端末が確保できているのかはわかっていない。また「先行予約」についても、
「(同社の方針としては)予約は受け付けないようにしている。店舗ごとの入荷台数がどれくらいになるのか決まってないので、お渡しできない可能性もある」(同広報担当者)
と話す。
発売日に購入希望者が店舗に殺到する?
どうやら一部で販売代理店側が独自に「先行予約」を受け付けていたというのが真相のようで、あまりにも予約が殺到して在庫の確保が不透明になってきたため、「先行予約」を急きょ打ち切る店舗が相次いでいる模様だ。
「iPhoneの予約なのですが、Cancelとさせて頂きます」という電話が店舗からかかってきたというブログ(「朝之丞のTry and Tested」)まである。
ソフトバンクモバイルは2008年6月23日に「iPhone」の料金プランを発表。8G・16Gモデルのうち、8Gモデルについては、端末料金を割賦で支払う「ホワイトプラン」を基本とし、パケット定額料も含めて24か月・月々7280円で利用できることが明らかになった。「後継の機種に比べても料金は実質安め」(ソフトバンクモバイル広報)としており、料金について「割安感」が出たことで、人気に拍車がかかることは確実だ。発売日以降の予約についても「店舗に実際に足を運んだ方しか予約を受け付けない」という店舗まであり、発売日に購入希望者が殺到する事態も予想できそうだ。