日テレ「警視庁に謝罪」の不思議 秋葉原の殺人事件目撃証言

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「証言のねつ造」といった類のものではないと主張

   証言の内容は、加藤智大容疑者が警察官との攻防の末に逮捕された路地の入り口付近で、容疑者と警察官の最初の「鉢合わせ」があり、その隙に2人が容疑者に刺されてしまったという点で一致している。フジテレビ系の報道番組でも路地の入り口付近の中央通り上で、容疑者と警察官が向かい合っている写真が紹介されている。大きな流れは日テレの証言とそれほど違わないようにも思える。

   日テレは証言者の顔も鮮明に写した上に、実名で報道している。それからすると、自信満々の報道に見える。ところが、日テレが「警視庁の捜査でこうした内容を裏付ける目撃証言はない」と言い出したのはどういうことなのか。J-CASTニュースが日本テレビの総合広報部に取材を申し込んだが、13日夜になっても回答は来ない。その後、何度か電話で問い合わせたが「分かる者がいない」の一点張りだ。

   そこで視聴者センターに聞いてみたところ、「証言はウソではありません。(証言者は現場を)目撃していたということですから」との答えが返ってきた。どうやら「証言のねつ造」といった類のものではないという主張だが、それではなぜ謝らなくてはいけなかったのか。謎は深まるばかりだ。

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