栃木県の岩崎信議員(自民)が2008年6月6日の定例県議会で、「栃木県を“とちぎ”県にしてはどうか」と提案し、話題となっている。
岩崎議員は、栃木県のイメージが「日経リサーチ」などの地域ブランド調査によると最下位であることに気をもみ、地域ブランド力のアップを訴えた。
「第294回定例会」の質問では、アンテナショップの設置や、新たなマスコットキャラクターの制定に加え、「栃木県」を「とちぎ県」と平仮名表記してはどうかとの仰天プランも発表した。
「栃木」の“栃”の字が難しく、イメージが薄いのではないかというのだ。イメージアップ活動は昭和62年から行っているというものの、いっこうに効果が上がらないことに、寂しさ、憤りを感じるという岩崎議員。メディアの注目が集まっている今、イメージアップに意気込む。
福田富一栃木県知事は、県名を変更する場合には住民投票などが必要になるのではとして、法律的な観点からも検討していきたい考えを示した。さらに、すでに公文書以外では「とちぎ」を使用しているケースが増えているため、「公文書以外での、平仮名文字の使用を拡大していきたい」としている。