BDのレンタルも好調
バンダイビジュアルは08年2月から「ガンダム」シリーズのBDでの販売をはじめた。同社によれば、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のBDは、旧作にもかかわらず、既に1万3000枚以上を出荷。さらに出荷枚数は増える見込みという。また、3月に発売した「.hack//G.U. TRILOGY」は、BDとDVDを同時に発売し、BDは1万枚以上を販売した。「BDの普及ペースがかなり早まっているように感じています」(同社)というのである。
「アニメーションのファン層は、作品内容だけでなく、画質や音質のクオリティについても重視される傾向があります。また、TV放送のハイビジョン化により、地上デジタル放送の画質がDVDを超えてしまっています。家庭用のモニターも大型化してきており、高品質の画質・音質に一旦慣れてしまった、ユーザーからの(BDへの)ニーズは高まっているとも考えられます」(同社企業広報)
BDのレンタルも進んでおり、TSUTAYAが08年3月17日、ゲオが08年4月12日から開始。レンタル事業者・ソフトメーカー・機器メーカーが協力してBDの普及を目指す「Blu-rayレンタル研究会」が行った調査(07年12月~08年2月まで)によれば、レンタル店の利用者に対してのアンケートでは、「今後BDに期待すること」という質問に対し、32%が「レンタル店での取り扱い」と答えており、「レンタルBDのタイトルを増やして欲しい」「画質がとても良い」といった感想も寄せられたという。実際、レンタル店でもBDは「ご好評を頂いている」(ゲオ広報)という。