外食は値上げラッシュ サラリーマンの昼食も直撃

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「だいたい50~100円上げているようです」

   個人が経営するお店でも事情は同じだ。例えば、秋田県で定食屋を営む店主のブログには、

「5月からの物価の上がり幅を見て『もう現状維持は限界』という結論に達し、5月1日から1品10~30円の幅で値上げをさせて頂きます」

と書かれている。

   値上げに踏み切ったのは、もやしやこんにゃくにも値上げの動きがあるからだという。周辺でも値上げしている店が多いようで、「だいたい50~100円上げているようです」。

   今のところはお客に値上げを理解してもらえているというが、「客が減るのではないか」という心配もあるようだ。

   住宅ローンやクレジットカード事業を展開するGEコンシューマー・ファイナンスが6月4日に発表した「サラリーマンの小遣い額」に関する調査によると、月額4万6300円と前年に比べてマイナス2500円もダウンしている。昼食代は前年に比べて60円マイナスの590円と、01年の710円から年々減っている。

   年代別にみると、50歳代が630円とやや高くなっているものの、他の年代はいずれも500円台で、最も低いのは40代の530円だった。小遣い額が減る一方で、外食店の値上げラッシュに、サラリーマンには苦しい「昼飯事情」になるのは確実だ。

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