パート向けに「退職一時金制度」 三井住友海上

   三井住友海上火災は2008年6月5日、原則すべてのパートタイマーを対象とした「退職一時金制度」を導入すると発表した。パート社員には、税法上の扶養範囲内で働くことを希望する人が少なくなく、時間給がアップするとその分労働時間を削って調整するケースが目立った。同社は、労働時間を削ることなく安定的に働いてもらうため、時間給が増えた分を一時金として積み立て、退職時に一括して支払うことにした。ただし、希望すれば、これまで通り時間給に上乗せして支給する。08年度から順次実施する。

   同社はパート社員に対して、07年10月から正社員への転換制度を導入しており、個人のライフスタイルにあわせた働き方を選択できるような体制を整えるとともに、優秀な人材の確保と業務効率の向上をめざしている。

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