「モテないとトップになれない」 「島耕作」社長就任の秘密

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団塊の世代は島を自らに投影し共に歩んできた

   「週刊朝日」の08年6月13日号では、島が「初芝五洋ホールディングス社長」として麻生太郎衆議院議員と4ページに渡って対談。会社経営に関する様々な問題や今後の方針などを語りあった。トップの資質は、という話題になったときに、島は、

「モテない人間はトップに向かないかもしれませんね」

   などと麻生氏に対し語っている。「週刊朝日」の山口一臣編集長は、島の社長就任で、「モーニング」と違う雑誌で対談するのは極めて面白いと思ったのが、島を登場させたきっかけ。

「サラリーマンを題材にした漫画は数多くありますが、島耕作でなければこうした対談は難しかったと思う」

   と話した。

   「モーニング」編集部によると、漫画「島耕作」を支えてきた中心は団塊の世代。25年前から始まった連載で島は当初課長だったが、団塊の世代も同じようなポジションだった。島の成長や昇進していく姿を自らに投影し共に歩んできた感覚が読者にあり、今でも50代、60代のファンも多くいる。若い世代は「こんな上司がいてくれたらいい」という思いの読者が多いという。

   島は「モーニング」以外で活躍することがこれからも増えそうで、08年6月13日には文化放送で島がラジオDJに初挑戦する「DJ島耕作の阿久悠リクエストパレード」が放送される。

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