米国では「ヘリコプター・ペアレント」と呼ぶ
さらに、大学入試に親が付き添ったり、入学後には進路・就職相談に来たりという実態が、朝日新聞(08年5月24日)にも取り上げられた。
入試会場に保護者用控え室を設けているという東北芸術工科大学(山形市)の入試担当者は、
「毎年かなりの数の保護者が会場入りする。遠方から来る人もいるが、ほとんどが近場から来ている」
と話している。昼食休憩時間になると、「控室にいる親が昼食を持っている」という生徒も、毎年のように見られるようだ。
異常なほど子供に干渉する過保護な親のことを「ヘリコプター・ペアレント」と呼ぶそうだ。子供の頭上をぐるぐると回り、何かあると急降下して世話をやく。その姿がヘリコプターに似ているということらしく、2000年頃からアメリカで広まった。最近では日本でも増えているのかもしれない。